66号 ジャム専門店「凡」加工場・直売店オープンしました

ジャム専門店「凡」

木曽中学校前(町田市木曽西)にブルーベリーをイメージしたお洒落な看板が目印のジャム専門店が今年の1月にグランドオープンしました。

こちらの店舗兼工場ですが、弊社が40年前からお世話になっている浅沼様からのご依頼で、建築させて頂きました。

カフェ風店舗

オーナーの浅沼様とジャム専門店「凡」を運営されているワーカーズ・コレクティブ凡様は、生産者(ブルーベリー栽培)と加工業者というご関係です。 時代は1984年にさかのぼります。「恵まれた町田の農産物を私たちの街の食に活かしたい」自分たちの納得できる野菜を使って惣菜を作ろうと立ち上げたのが、「ワーカーズ凡」の始まりでした。町田の農家の畑でとれた物で漬物や惣菜にして売っていました。そんな時、浅沼様がブルーベリーを栽培されている事を知ったそうです。浅沼様が今から50年も前にブルーベリーに着目していたのはすごいですね!

生産者兼オーナー様の浅沼様

ブルーベリーを商品としてジャムにするにはペクチンをいれないと粘度を出すのが難しいのですが、安心安全な食べ物を作るのが基本方針の「ワーカーズ凡」でしたので、ペクチンを混ぜない99.9%ナチュラルのブルーベリーソースとして販売を始めました。サラサラしてヨーグルトにも混ざりやすく色合いも保ったまま味が良いとして、主力商品の誕生となりました。(生活クラブにも卸されています) しかしパートさんの高齢化や工場の老朽化により存続困難な状況になってしまいました。そこで浅沼様にご相談されて、浅沼様の、この土地と地域のつながりの中で、たくさんの方の協力のもとオープンできたそうです。このオープンには5年もの月日がかかったそうです。

浅沼様、ワーカーズ凡、設計のイヅミ設計㈱、そして弊社社長が山形の工場に視察に行き、天井裏や排水のみえない部分までチェックして来ました。図面が出来上がるまで、練りに練り10回以上の書き直しを経て出来上がったそうです。工場を建てるにあたり気遣われた事を伺ったところ、パネル断熱構造にこだわったそうです。仕切りをパネル断熱にする事で冷凍・冷蔵に適した断熱効果が期待できる事と空調では温度や湿度を保つのに適していること。そして衛生面からは水洗いが可能で、防カビ対策になる。そして仕切りの変更が自由にできる利点があるとの事でした。床は衛生区と準衛生区を色分けし、クリーンルームは陽圧換気により、よりクリーンになるようにしたそうです。「とにかく工事監督さんが細かい所まで気遣いながら対応して頂き、設計会社の方と綿密に話し合いが出来た事がなによりでした」とおしゃって頂きました。お店の入口は緩やかなスロープにし、ベビーカーや、車いすの方でも来店できるようにとバリアフリーを取り入れました。工場なのに外観の一部にデザインを取り入れる事により「カフェ?」と思わせるような工夫をし、子どもから大人まで出来立てのソースをたのしんで頂けるお店になっています。

町田名産品に認定されまた。

中に入るとたくさんの商品が並べられていました。町田名産品にも認定されたブルーベリーソースのほかにも、ゆずマーマレードやリンゴジャム、しょうがシロップなどなど・・・種類も沢山あって迷ってしまいます。 畑が見える!原料が見える!加工まで見せて頂き、保存料、着色、着工料不使用の安心で安全な食品は私達消費者にとって本当に有難いですね。地元や地域がよくなっていく事を皆で協力し合えるのは本当に素敵な事だと思いました。弊社もご協力できた事を嬉しく思います。ぜひ皆さんもお店にお立ち寄り下さい。

工場見学~ブルーベリーができるまで~

浅沼様ブルーベリー栽培

ブルーベリーの花    4月下旬~5月頃

 

ブルーベリーの栽培を始めて50年!町田市木曽西にある浅沼様のブルーベリーの畑では6月~9月まで、1粒1粒丁寧にブルーベリーを摘んでいるそうです。夏の暑い時期には朝5時頃から夕方まで家族とパートさん達と皆さん総出で作業を続けて、収穫するそうです。収穫したブルーベリーは「凡」様の工場へ卸したり畑に来るお客様に販売しています。ブルーベリーの実は大きい粒が甘く、小さい粒は少し酸っぱく感じます。そのまま食べるなら、大きい粒がおすすめのようです。浅沼様のブルーベリー農園では、7月から8月末まで畑で直接販売されています。手摘み体験も行っているそうです。ぜひ足を運んでみてくださいね。

浅沼様ブルーベリー農園(日本ブルーベリー協会会員)

住所:町田市木曽西5丁目14   

TEL:080-1149-9630

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