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和・笑・wa10月号|毎日過ごすお家の中の「空気」のこと
普段はあまり意識することのない「換気」ですが、実は私たちが毎日過ごす室内の空気を快適に保つために、欠かせない役割を担っています。
人が生活する室内では、二酸化炭素やにおい、湿気などが発生します。
換気には、そうした室内の空気を外へ排出し、新鮮な外気を取り入れる役割があります。
今回は、住宅に設置されている24時間換気システムの役割や種類、そして長く快適に使うためのお手入れについてご紹介します。
① 24時間換気システムって何?
24時間換気システムとは、室内の空気を計画的に入れ替えるための仕組みです。
人が生活する室内では、二酸化炭素やにおい、湿気などが発生します。
継続的に換気することで、室内に空気がこもるのを防ぎ、快適な空気環境づくりにつながります。
住宅では、原則として24時間換気ができる設備の設置が建築基準法で求められています。
「窓を開ければ換気できるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、窓を開ける換気だけでは、天候や季節、時間帯によって換気量が変わってしまいます。
そこで、必要な量の空気を計画的に入れ替えるための設備として、24時間換気システムが活躍します。

② 換気方法の種類と違い
住宅の換気方式には、いくつかの種類があります。
🌿 第1種換気
給気・排気の両方を機械で行う方式です。
機械を使って空気の取り入れと排出を行うため、計画的に換気を行うことができます。
また、熱交換機能を備えたタイプでは、室内から排出する空気の熱や湿度を利用しながら外気を取り入れることで、冷暖房による熱のロスを抑えながら換気することができます。
弊社では、LIXILの「エコエア85」や「エコエア90」などの第1種換気システムを採用しています。
🌿 第2種換気
給気を機械で行い、排気を自然に行う方式です。
機械によって室内に空気を送り込むことで、室内の気圧を外より高く保ちます。
外部からの空気が入り込みにくい環境をつくることができるため、クリーンルームや手術室などでも採用されています。
🌿 第3種換気
給気は自然に取り入れ、排気を機械で行う方式です。
排気ファンによって室内の空気を外へ排出し、給気口から新鮮な外気を取り入れます。
比較的シンプルな仕組みで、戸建て住宅から共同住宅まで幅広く採用されています。
それぞれの換気方式には特徴があります。
大切なのは、住宅の性能や間取り、用途などに合わせて適切な換気計画を行うこと。
さらに、換気方式だけでなく、給気・排気の位置や風量、熱交換機能の有無などによっても、室内の空気環境や快適性は変わってきます。
③ 私たちが採用している「エコエア」

弊社の住宅では、第1種換気システムであるLIXILの「エコエア」を採用しています。
これまで主に採用してきた「エコエア85」に加え、現在は「エコエア90」を採用する住宅も増えています。
エコエア90は、熱交換率90%の全熱交換型換気システムです。
室内から排出する空気の熱や湿度を活用することで、冷暖房による室内の快適さを保ちながら換気を行い、熱ロスの低減をサポートします。
特に高気密・高断熱の住宅では、室内の温度を保ちやすい一方で、計画的に換気を行うことがより重要になります。
換気によって新鮮な空気を取り入れながら、熱交換によって室内の温度や湿度への影響を抑える。
こうした仕組みも、快適な住まいをつくるうえで大切なポイントです。
住まいの快適さは、間取りや設備だけでなく、目に見えない「空気の流れ」も大きく関わっています。
④ 換気システム、こんな使い方をしていませんか?
換気システムは、設置するだけでなく、日頃のお手入れや正しい使い方も大切です。
一度、ご自宅の換気システムを確認してみましょう。
✓ 24時間換気のスイッチを切っていませんか?
24時間換気は、基本的に常時運転を心がけましょう。
「冬は外の空気が冷たいから」「電気代がもったいないから」と、スイッチを切ってしまうと、計画された換気が行われなくなる場合があります。

✓ フィルターのお手入れをしていますか?
フィルターにほこりがたまると、換気量が低下する場合があります。
取扱説明書を確認し、定期的に清掃しましょう。
お手入れの頻度は設備によって異なりますが、目安として2か月に1回程度をおすすめしています。

✓ 給気口や排気口を塞いでいませんか?
家具や荷物などで給気口・排気口を塞いでしまうと、空気の流れが妨げられることがあります。
換気システムがきちんと働くためにも、給気口や排気口の周囲はなるべく空けておくことが大切です。
⑤ これからも快適に暮らすために
24時間換気システムは、毎日の暮らしを支える大切な設備です。
換気は目に見えないからこそ、普段は意識する機会が少ないかもしれません。
だからこそ、
・24時間換気をきちんと運転する
・フィルターを定期的に清掃する
・給気口や排気口を塞がない
といった、日頃のちょっとした心がけが大切です。
快適な住まいは、目に見える間取りやデザインだけでなく、そこに流れる空気環境も含めてつくられていきます。
お引き渡し後も長く快適に暮らしていただける住まいづくりを大切にしています。
換気システムの使い方やお手入れについて分からないことがございましたら、お気軽にご相談ください。